サーバー構築事例3:会員向けメール配信サーバー構築

顧客業種:サービス業(インターネット通販運営会社)
機器構成 OS: FreeBSD, MTA: qmail


 

BtoCビジネスを行う上で、会員顧客や既存顧客への、メールによる情報提供は大変重要な手段です。
しかしながら、業務が拡大し、顧客数が増加した場合に、以前のままの設備ではメール配信数が追いつかず、顧客への情報提供の頻度が落ちてしまった、という、本末転倒な結果を耳にします。

一度あたりの配信数が数十万件を越えるような場合でしたら高額で高速なメール配信サーバーを購入するか、ASPにてメール配信専用サーバーをレンタルする、という方法もございますが、
数万件程度の配信ですと、費用対効果に見合わないこともあり、全てのお客様の要求を満たすことは大変困難です。

また、一般向けのホスティングサーバーを利用してメール配信を行なった場合、会員向けメールにも関わらずSPAMメールの送信を行っていると勘違いされたり、サーバーに高負荷を与えたりすることで、ホスティング会社からのクレームを受けることもあるかと思います。

このケースでも、当初はお客様にてご契約を行ったホスティングサーバーでのメール配信を行っておりましたが、配信件数の増加に伴う問題の発生からホスティングサーバーとは異なるメール配信の仕組みが早急に必要となり、弊社のメール配信サーバーをご採用いただくこととなりました。

メール配信サーバー構成図

このメール配信サーバーは、弊社が数多くの運用を手がけるqmailを用い、メール配信に特化したチューニングを行うことで、高い処理能力を実現致しております。
メール配信量は、サーバーの処理能力の他、お客様のネットワーク環境に依存する部分もございますが、常時接続で帯域の広いB-Fletsによるインターネット接続の場合、一時間当たり数万件の配信を行うことが可能です。

セブンネットでは、ネットワーク、サーバー等設定を総合的に行うことで、お客様のニーズに合わせた運用のお手伝いをさせて頂いております。